自由自由と書いて、じゅじゅと読みます。
自由自由とは昔読んだ絵本の主人公のネコの名前です。
ネコが好き、映画が好き、た~が好き。
遠距離恋愛中のた~を追いかけて、時々旅をします。
そんな私のぐうたら日記

![]() |
自由自由の青森ひとり旅
最終回
前日、奥入瀬から戻ったあと、最終日は八甲田ロープウエ―で景色を眺めて夕方から市内観光でもと考えていたのですが、ここでも私の認識不足。
一番の目当ての八甲田山行軍記念像でしたが、ロープウエーの降り場から行けない事が判明。
東ルートには定期バスは通ってなく皆車で行くそうです。冬場は通行止めになる道です。
そうだよな。遭難した場所だから私が気軽にテクテク行ける場所なわけないよな。
最終日だし温泉でも行きますか、とどこがいいか物色していたら、前にた~から聞いた海に面した温泉をふと思い出した。そうだ!不老ふ死温泉だ!!
そう決まったらさっそくみどりの窓口で切符を買いました。
当日ホテルをチェックアウトしてから
8:02発の「リゾートしらかみ」に乗車。五能線です。
日本海の海岸沿いを走るので、「一度は乗ってみたいローカル線」として人気だそうです。
青森駅のリゾートしらかみ「くまげら」
車内
私の乗った車両はガラ空きで展望車両も貸し切り状態
4人掛けのボックス席もありました。
五能線は各駅停車の単線です。リゾートしらかみは4/1~9/30までの臨時列車です。
しばらくすると日本海が見えてきました。
なんと千畳敷で15分の停車時間がありました。
「発車時間までにお戻りください」のアナウンスで乗客は一斉に外へ。
ワ―!!
こういうダダっぴろいところを見ると端まで行きたくなります。
発車時間に間に合うか。岩を飛び越え一番海沿いまで行ってみました。

駅には列車が
岩陰でイカ焼きを売ってる母と息子がいました。

発車時間になると、警笛を長く鳴らしてくれます。
思わぬ観光もできてちょっと得した気分です。
千畳敷は200年前の地震で海岸が隆起したものです。
昔、殿様がここに千畳の畳を敷かせ大宴会を催したのが名前の由来だという説もあります。(後から知りました。)
そういえば和歌山にも千畳敷があったなあ。
そして3時間10分ほどで降車駅の「ウェスパ椿山」駅です。
「リゾートしらかみ」だけ止まる駅だそうです。
なぜかSLが展示されてました。
駅を降りると「不老ふ死温泉」のマイクロバスが2台、既に止まっていて
何も言ってないのにあれよあれよという間に連れていかれました。
黄金崎不老不死温泉です。
なぜふ死だけ”ふ”なのかわかりませんが。
泊り客は新館へ 日帰り入浴の客は本館へ向かいます。
新館の方が高い位置にあります。
入口というか通用口みたいなところから入って受付へ
まず内風呂で身体を洗ってから一旦服を着て露天風呂に行くそうです。
なんか面倒くさそう。そこで入湯料(600円)込みの浴衣とタオルセットを1000円で借りました。
入湯料を払うと腕にオレンジ色のバンドを付けられます。(日帰り客のみ)
ロッカーがないのでバックを受付に預けてまず本館1階の内湯へ
本館は低い位置にある為、窓は下がすりガラスになってます。
海をみたいなと思ったら立ち上がらないと見えません。
幸い私ともう一人だけだったのでふたりとも仁王立ちして海を眺めました。
有馬温泉と同じ鉄分が多い赤いお湯です。
そしていよいよ露天風呂です。
浴衣を着て外に出て階段を下りると目の前にありました。
拡大するとこうです。
左が男湯 ひょうたん型です。右が女湯 楕円形です。
脱衣場のようなのはありません。カゴに脱いだ服を入れるだけです。
風が強い時は飛ばされないように石を置くそうです。
写真撮影は禁止です。他の入浴客も写ってしまうからです。
誰もいないときにパシャリ
(怒られるかなあ)
大阪からの団体客のおばちゃんたちの会話が面白かったです。
「ここのお湯はな肌もきれいなんねんでー」
「やっ!〇〇さん、もう綺麗なってきたんと違う?」
「ホンマやわ。もうツルッツルッなってきたわ。」
「ちょっと〇〇さん 見てみ。私の腕もうこんなにつるつるなったで。
あんたも早よ入り」
ひとしきりお湯を満喫しはったら昼食でどっと上がっていきました。
またまた私ひとり。日本海を眺めながら優雅につかりました。
潮騒の音を聞きながらひとりでぼ~と浸かってるとそのまま寝てしまいたくなる。
お湯は熱めですが日本海からの風が冷たいのでちょうどいいくらいでした。
冬は波にさらわれそうなくらいだそうです。
東映のオープニングみたいなのが来るから波にさらわれんようにと た~に言われてましたが、波は穏やかでした。
新館に展望風呂があるときいたので行ってみることに。
ここは最高です。上から見下ろせる位置なので日本海が一望です。
日没時間が一番美しいのですが、残念ながら日帰り入浴客は16時までです。
夕暮れ時は混雑してせっかく目当てで来た泊り客が入れないと苦情が多かったからだそうです。
もう一回露天風呂へ。
誰もいません。わ~いわ~い!湯船を占領です。
最後に内風呂で念入りに流して着替えます。服に赤い色がつくそうです。
時計を見ると14時過ぎです。
本館 お食事処で遅いお昼ごはんです。
おさしみ定食です。
日本海を眺めながら食べる食事は最高です。
海岸を散歩
帰りの列車の時間には少し早いけど駅まで戻りました。
帰りもマイクロバスで送ってくれます。
駅で土産物を見てたら白神山地が見える展望台まであがるスロープカ―があったので乗ってみました。乗客はもちろん私ひとりです。
あぶただき が置かれてました。
展望台からの眺め
ここも風力発電でウェスパ椿山全部の電気を賄ってるそうです。
「ウェスパ椿山」というのはリゾート施設でそのために新たに駅も作られたそうです。
それなのに不老ふ死温泉にマイクロバスでお客を全部持ってかれてるって事?
そのせいかここは閑散としてて可哀想でした。
よく見ると広い敷地にコテージあり、眺めのいいお洒落なレストランあり、展望風呂もありでなかなかいい施設。もっと早くに知ってればここにも入りに来たのに。
お城のようなレストラン
なぜかモアイ像が
この駅は無人駅です。
列車が入るとウェスパ椿山の売店の女の子が改札します。
列車が来ました。16:17発 青森行きです。
日が傾いていく日本海を見ながら帰って来ました。
遠かったけど来てよかったです。
行きよりはるかに景色がきれいでした。
日本海ともお別れです。
一番うしろです
ガラガラ
帰りに木造(きづくり)駅の駅舎を撮りたかったのですが、停車時間が30秒しかないので無理と言われました。途中下車しても各駅だから青森まですごい時間かかると言われ断念しました。
遮光器土偶の駅舎です。列車が着くと目が光るそうです。
ここから車で20分に亀ヶ岡遺跡があるからです。
(借りものの写真です)
仕方ないのでホームの壁の土偶をパチリ。ぴんぼけ
夕暮れの岩木山
19:26 青森着
青森最後の夕食は又、おさない食堂で「しゃこちゃん丼」です。
うに、ほたて、いくらの豪華版です。
青森の旅も終わりです。
帰りは弘南バス津軽号 21:50発の新宿行きです。
行きとのギャップが・・・
疲れがどっと出てきました。
津軽海峡を見たのが遠い昔の事のように思えました。
このバスは出発するとすぐに消灯です。せっかくお菓子も買ったのに何にも出来へん!
帰りは爆睡でした。
自由自由の青森ひとり旅でした~!
PR
COMMENT