自由自由と書いて、じゅじゅと読みます。
自由自由とは昔読んだ絵本の主人公のネコの名前です。
ネコが好き、映画が好き、た~が好き。
遠距離恋愛中のた~を追いかけて、時々旅をします。
そんな私のぐうたら日記

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東西友禅研修会に行ってきました。
「江戸の粋と京の雅」と銘打って東西の友禅の歴史や特徴、技法などをお勉強するのです。
今回は京友禅の「小糸染芸」の5代目社長と、東京友禅の墨流しの高橋考之先生(有名らしい)が直接レクチャーしてくれました。
東京友禅。
もともと友禅は京都が発祥ですが、江戸幕府が出来た時、京都の友禅職人が移ってきたのが始まりだそうです。職人さんのルーツを辿れば京都友禅の染師だそうです。
でも東京友禅として記録に残ってるのは明治時代からだそうです。
京都とは違って、デザインも新しいものを大胆にに取り入れて独自のものにしました。
江戸紅型(えどびんがた)というのもあって、自由自由が好きな琉球紅型の技法を使った型染めもあります。写真の左端の黒いネコの帯のようなポップなものもあります。
高橋先生の工房は高田の馬場にあります。東京友禅の染色業社は新宿の周囲に固まって立地してたそうです。高層ビルのイメージの新宿にだなんてビックリです。染は水が命です。昔は神田川などで水洗いしてたそうです。今は工場も分散してしまって地場産業と認定されず個人の伝統工芸士として細々と作品を出してるそうです。
とはいえ、最近はインクジェットといってパソコンでデザインし、色もそこに合わせて指定し、ボタンひとつで機械が勝手に生地にプリントする技法が主流になってきてます。自由自由が成人式で見た振袖もほとんどインクジェットでした。振袖は個人よりレンタル着物店の需要で持ってるらしいです。コストを抑えて大量に出すためです。なんとシェア全体のの70%らしいです。
でも今回は正真正銘、人の手で染めた作品ばかりが展示されてました。
現在、染め師はたった4人だけになったそうです。
後継者がいないというのがこの業界の共通の悩みですが、今年高校を卒業するある少年が弟子入りを希望してきたので、もう一人くらい後継者を育てようかと高橋先生は話してました。
これは京友禅。
優雅でシックなマダムの雰囲気の作品ばかり
明治元年創業の「小糸染芸」の5代目が説明してくれました。
京友禅は男子が継承するのが決まりだそうで、息子が跡を継ぐのを嫌がるとそこで伝統技術は絶えてしまいます。なので昔からお祖父さんは男児の孫を膝に乗せて「お前が継ぐねんで~、お前が跡取りやでー。」と毎日聞かせるそうです。そうやって洗脳されて5代目まで続いてると笑いながらおっしゃってました。
これは可憐な感じ。
この子に合うの出してと先生が言うと、工房の人が出してきたのがこれ。
京友禅のよろけ縞の小紋です。型染です。
お~、自由自由の好みー
そうしたら、いつのまにか合わせられていました。(笑)
自分で言うのもなんですが、意外と似合ってました。周りの人たちも集まって来て注目されてしまいました。
なんと学院長(いちばん偉い人)がいつの間にか側に来て「すごい似合ってるわ」と高っかい帯を合わせてトータルコーディネートしてきました。ひぇーやめて~
でもせっかくなので記念にパチリ。
学院長がどこかへ行った隙にこっそり脱がせてもらいました。
ぱっと目をひいた東京友禅の帯の反物。
「 墨流し(すみながし)」という技法です。
こんな感じ↓ (写ってるのは高橋先生。写真は借り物です)
水面に浮かせた墨汁に風を送り、先のとがった竹の棒などで様々な模様を作りだします。「ここ」と思う時に白生地に写し取る瞬時の技です。生地は2人で両端を持って絶妙のタイミングで入れ、引き上げる時も息があってないと出来ません。同じ色を使っても偶然が生み出す、世界にひとつしかない模様になるのです。(借り物の写真です)
春っぽい!
墨流しは日本発祥の技法で15~6世紀に西洋に伝わり「マーブル染め」となりました。
自由自由はまたまた、一人であっちフラフラこっちふらふらと見て回りました。
先生も慣れたのか、「一人で好きなの見ててね。私、自分の見るから。」と行ってしまいました。
先生たちも自分の着物選びに夢中です。仕事柄着物はたくさんいるので大変だな~。
「着物の為に働いてるようなもんよ」と笑いながら言ってました。まぁ先生方はどなたも裕福な家庭の奥さまなのでうらやましいかぎりです。
というわけで、いいものをたくさん見させてもらいました~。
東西どちらもいいのら。
墨流しのブルーの帯、ちょっと後ろ髪ひかれました。
「江戸の粋と京の雅」と銘打って東西の友禅の歴史や特徴、技法などをお勉強するのです。
今回は京友禅の「小糸染芸」の5代目社長と、東京友禅の墨流しの高橋考之先生(有名らしい)が直接レクチャーしてくれました。
東京友禅。
もともと友禅は京都が発祥ですが、江戸幕府が出来た時、京都の友禅職人が移ってきたのが始まりだそうです。職人さんのルーツを辿れば京都友禅の染師だそうです。
でも東京友禅として記録に残ってるのは明治時代からだそうです。
京都とは違って、デザインも新しいものを大胆にに取り入れて独自のものにしました。
江戸紅型(えどびんがた)というのもあって、自由自由が好きな琉球紅型の技法を使った型染めもあります。写真の左端の黒いネコの帯のようなポップなものもあります。
高橋先生の工房は高田の馬場にあります。東京友禅の染色業社は新宿の周囲に固まって立地してたそうです。高層ビルのイメージの新宿にだなんてビックリです。染は水が命です。昔は神田川などで水洗いしてたそうです。今は工場も分散してしまって地場産業と認定されず個人の伝統工芸士として細々と作品を出してるそうです。
とはいえ、最近はインクジェットといってパソコンでデザインし、色もそこに合わせて指定し、ボタンひとつで機械が勝手に生地にプリントする技法が主流になってきてます。自由自由が成人式で見た振袖もほとんどインクジェットでした。振袖は個人よりレンタル着物店の需要で持ってるらしいです。コストを抑えて大量に出すためです。なんとシェア全体のの70%らしいです。
でも今回は正真正銘、人の手で染めた作品ばかりが展示されてました。
現在、染め師はたった4人だけになったそうです。
後継者がいないというのがこの業界の共通の悩みですが、今年高校を卒業するある少年が弟子入りを希望してきたので、もう一人くらい後継者を育てようかと高橋先生は話してました。
これは京友禅。
優雅でシックなマダムの雰囲気の作品ばかり
明治元年創業の「小糸染芸」の5代目が説明してくれました。
京友禅は男子が継承するのが決まりだそうで、息子が跡を継ぐのを嫌がるとそこで伝統技術は絶えてしまいます。なので昔からお祖父さんは男児の孫を膝に乗せて「お前が継ぐねんで~、お前が跡取りやでー。」と毎日聞かせるそうです。そうやって洗脳されて5代目まで続いてると笑いながらおっしゃってました。
これは可憐な感じ。
この子に合うの出してと先生が言うと、工房の人が出してきたのがこれ。
京友禅のよろけ縞の小紋です。型染です。
お~、自由自由の好みー

そうしたら、いつのまにか合わせられていました。(笑)
自分で言うのもなんですが、意外と似合ってました。周りの人たちも集まって来て注目されてしまいました。
なんと学院長(いちばん偉い人)がいつの間にか側に来て「すごい似合ってるわ」と高っかい帯を合わせてトータルコーディネートしてきました。ひぇーやめて~

でもせっかくなので記念にパチリ。

ぱっと目をひいた東京友禅の帯の反物。
「 墨流し(すみながし)」という技法です。
こんな感じ↓ (写ってるのは高橋先生。写真は借り物です)
水面に浮かせた墨汁に風を送り、先のとがった竹の棒などで様々な模様を作りだします。「ここ」と思う時に白生地に写し取る瞬時の技です。生地は2人で両端を持って絶妙のタイミングで入れ、引き上げる時も息があってないと出来ません。同じ色を使っても偶然が生み出す、世界にひとつしかない模様になるのです。(借り物の写真です)
春っぽい!
墨流しは日本発祥の技法で15~6世紀に西洋に伝わり「マーブル染め」となりました。
自由自由はまたまた、一人であっちフラフラこっちふらふらと見て回りました。
先生も慣れたのか、「一人で好きなの見ててね。私、自分の見るから。」と行ってしまいました。
先生たちも自分の着物選びに夢中です。仕事柄着物はたくさんいるので大変だな~。
「着物の為に働いてるようなもんよ」と笑いながら言ってました。まぁ先生方はどなたも裕福な家庭の奥さまなのでうらやましいかぎりです。
というわけで、いいものをたくさん見させてもらいました~。
東西どちらもいいのら。

墨流しのブルーの帯、ちょっと後ろ髪ひかれました。
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