自由自由と書いて、じゅじゅと読みます。
自由自由とは昔読んだ絵本の主人公のネコの名前です。
ネコが好き、映画が好き、た~が好き。
遠距離恋愛中のた~を追いかけて、時々旅をします。
そんな私のぐうたら日記

![]() |
最近、大島紬にハマってます。
紅花の米沢織りで紬に目覚めた自由自由がお次にハマってるのが大島紬なのです。
昔から大島、大島と聞いたことはあるけれど、何がそんなにいいのか分りませんでした。
着つけ教室の練習で先生の若いころの格子の大島を一度着せてもらって、その軽さと手触りにビックリしました。でも、新品は買えないのでもっぱらヤフオクや着物リサイクル・ショップで探しているのです。
ネットショップや着物店などで新品の反物が安く出てることもありますが、それは長期間どこかの倉庫で眠ってたデッドストック品なのです。仕立て上がった中古の着物と違って何十年も流通しなかった反物は柄やデザインが古いのが多いのです。(それが逆に値打ちの場合もあります。技術的にもう織れる人がいないとか)
ずーっとショーウインドーに陳列してて生地が日焼けしてるというのもあるみたいです。
でも大島紬は表も裏もないので生地をひっくり返して仕立てなおせば孫の代まで3代着れると言われています。
自由自由は以前に反物を落札した事がありますが、当然自分サイズに出来上がりますが、お仕立て代もバカにならないのです。
仕立てたっきり一度も袖を通してない仕付け糸が付いたままの新古品などは少々サイズが合わなくてもヤフオクでは垂涎ものです。
そんなわけで前置きが長くなりましたが、立川にはリサイクルきもの店が多いという情報を聞きつけて、自由自由もやって来ました。
これは今月頭に訪れた「きものりさいくる工房 五箇谷」(ごかや)というお店。
マンションの5階にあります。
中へ入ると、狭い店内にお客さんが6~7人もいました。はやってるみたいです。奥の部屋で着つけ教室もやってるみたいです。誰が店員さんで誰がお客さんやら分りません。
自由自由は身長が163cmで手が長いので、リサイクルではあうのがなかなかありません。
ようやく探し出してくれたのがこれです。
ヨコソといって横糸にだけ紬糸を使って織ってる大島です。だから絵柄がぼやけて角度によっては無地に見えます。昭和40~50年代に多く売られたそうです。今は「ヨコソ」はもう織られていません。
自由自由も着るとなんかシュッとして見える。大島は地味なので帯を派手にしたらいいよと教えてもらいました。
大島紬は泥染めなので濃い藍色とかグレーとかで自由自由には歳いった人、おばあちゃんが着るイメージだったのですが、ある雑誌で奄美大島の成人式では振袖も大島紬だという記事を読んで大島を見なおしたのです。夏に行ったきもの展示会でも工房の人が言ってました。
奄美大島では娘が成人する5年くらい前から準備をするそうです。糸を染めの段階から注文するお家もあるそうです。ひぇ~!!
でも20歳の子が大島を着ると逆に若さがひき立つのです。
そして先週もまたリサイクル店巡りをしました。
ます行ったのが「着楽堂」(きらくどう)ここも雑居ビルの2階です。
ここは入り口が倉庫かよ!と思うくらい雑然としてました。
きものが汚れるといけないので入り口で手を消毒するのです。
ここでも着つけ教室やってる最中でした。
「都喜ヱ門」(ときえもん)の大島紬です。
大島紬の中でもみんなが憧れるブランドです。通常の大島紬の証紙ではなく独自の証紙がついています。
あ、証紙というのは検査合格証みたいなもので織元の工房名や手織りなら織り人の名前も記されています。生地の出自の証明書みたいなものです。反物の端に貼ってます。
以前、外国産の大島紬が安価で流通したので、国内の本場大島紬産業を守るためにつけるようになったそうです。これがあるのとないのとではリサイクルでも価格が違ってくるのです。(ちゃんと割り印もしてます)
これは店員さん一押しの「都喜ヱ門」中古なのに20万近いです。
普通に買ったら100万は下らないわよーと言われましたが、買えないし、自由自由はこの柄が気に入りませんでした。(サイズはぴったりでしたが)
次に入ったのが「ほっとすぺーす中屋」
リサイクル店だと思ってたら、普通の呉服店でした。中見てって下さいと言われたのでお言葉に甘えて見せてもらいました。
それがこれです。↓
これは本場奄美大島産です。
証紙は地球マークです。
柄が細かいです。大島紬は「マルキ」という単位があります。
縦糸に対しての横糸の本数の単位です。数字が大きいほど横糸をたくさん使ってるので細かい柄も表現できるのです。
ま、それだけで価格が高くなると言う事ではないのですが。5、7、9、12マルキとあります。でも5マルキは採算がとれないので今は生産してないそうです。
同じマルキでも細かい柄や多彩な色使いで全然違って見えます。
地空き(じあき)といって無地の空間が多くて柄が飛び飛びに入ってる一見なんの変哲もないシンプルな柄でも、次に出てくる模様を合わせるのに高度な技術がいって熟練した織り人でないと出来ないそうです。
ちなみに下の写真のは右が12マルキ、左は9マルキです。もちろん新品の反物なので高すぎて買えません。目の保養~

これは2つとも鹿児島本土の大島紬で日の丸の旗マークの証紙です。
大島は泥染めが基本ですが、草木染めもあるので、それが分るように泥染めの証紙もあります。
そうしてこういうマークが付いてると大抵は経済産業省の伝統マークも付いてます。
でも最近は伝統マークは申請するだけでお金がかかるので、あえてつけない工房もあるそうです。(呉服屋さんが言ってました)
というわけで、何も買わずに(買えずに)店を出て、もう一度「五箇谷」へ。
あい変わらす混んでました。
最初に着たヨコソの大島。証紙もマルキも何もないけどた~がいいと言ったので、も一度合わせてみることにしたのです。
そしたら、前とは別の大島も出してきて合わせてくれました。
素敵ー!こっちは7マルキ う~んほしい。 でも袖が短いので若干のお直しが必要。
あ~!結局今日も決められず。。。
ただいま、ヤフオクでも狙ってるのがあるのです。
1000円スタートが今朝見たら2万超えてた・・・
そして自由自由の大島紬の旅は続くのです。。。。。
着物に興味のない人には退屈な内容だったかもしれません。スミマセン。
紅花の米沢織りで紬に目覚めた自由自由がお次にハマってるのが大島紬なのです。
昔から大島、大島と聞いたことはあるけれど、何がそんなにいいのか分りませんでした。
着つけ教室の練習で先生の若いころの格子の大島を一度着せてもらって、その軽さと手触りにビックリしました。でも、新品は買えないのでもっぱらヤフオクや着物リサイクル・ショップで探しているのです。
ネットショップや着物店などで新品の反物が安く出てることもありますが、それは長期間どこかの倉庫で眠ってたデッドストック品なのです。仕立て上がった中古の着物と違って何十年も流通しなかった反物は柄やデザインが古いのが多いのです。(それが逆に値打ちの場合もあります。技術的にもう織れる人がいないとか)
ずーっとショーウインドーに陳列してて生地が日焼けしてるというのもあるみたいです。
でも大島紬は表も裏もないので生地をひっくり返して仕立てなおせば孫の代まで3代着れると言われています。
自由自由は以前に反物を落札した事がありますが、当然自分サイズに出来上がりますが、お仕立て代もバカにならないのです。
仕立てたっきり一度も袖を通してない仕付け糸が付いたままの新古品などは少々サイズが合わなくてもヤフオクでは垂涎ものです。
そんなわけで前置きが長くなりましたが、立川にはリサイクルきもの店が多いという情報を聞きつけて、自由自由もやって来ました。
これは今月頭に訪れた「きものりさいくる工房 五箇谷」(ごかや)というお店。
マンションの5階にあります。
中へ入ると、狭い店内にお客さんが6~7人もいました。はやってるみたいです。奥の部屋で着つけ教室もやってるみたいです。誰が店員さんで誰がお客さんやら分りません。
自由自由は身長が163cmで手が長いので、リサイクルではあうのがなかなかありません。
ようやく探し出してくれたのがこれです。
ヨコソといって横糸にだけ紬糸を使って織ってる大島です。だから絵柄がぼやけて角度によっては無地に見えます。昭和40~50年代に多く売られたそうです。今は「ヨコソ」はもう織られていません。
自由自由も着るとなんかシュッとして見える。大島は地味なので帯を派手にしたらいいよと教えてもらいました。
大島紬は泥染めなので濃い藍色とかグレーとかで自由自由には歳いった人、おばあちゃんが着るイメージだったのですが、ある雑誌で奄美大島の成人式では振袖も大島紬だという記事を読んで大島を見なおしたのです。夏に行ったきもの展示会でも工房の人が言ってました。
奄美大島では娘が成人する5年くらい前から準備をするそうです。糸を染めの段階から注文するお家もあるそうです。ひぇ~!!
でも20歳の子が大島を着ると逆に若さがひき立つのです。
そして先週もまたリサイクル店巡りをしました。
ます行ったのが「着楽堂」(きらくどう)ここも雑居ビルの2階です。
ここは入り口が倉庫かよ!と思うくらい雑然としてました。
きものが汚れるといけないので入り口で手を消毒するのです。
ここでも着つけ教室やってる最中でした。
「都喜ヱ門」(ときえもん)の大島紬です。
大島紬の中でもみんなが憧れるブランドです。通常の大島紬の証紙ではなく独自の証紙がついています。
あ、証紙というのは検査合格証みたいなもので織元の工房名や手織りなら織り人の名前も記されています。生地の出自の証明書みたいなものです。反物の端に貼ってます。
以前、外国産の大島紬が安価で流通したので、国内の本場大島紬産業を守るためにつけるようになったそうです。これがあるのとないのとではリサイクルでも価格が違ってくるのです。(ちゃんと割り印もしてます)
これは店員さん一押しの「都喜ヱ門」中古なのに20万近いです。
普通に買ったら100万は下らないわよーと言われましたが、買えないし、自由自由はこの柄が気に入りませんでした。(サイズはぴったりでしたが)
次に入ったのが「ほっとすぺーす中屋」
リサイクル店だと思ってたら、普通の呉服店でした。中見てって下さいと言われたのでお言葉に甘えて見せてもらいました。
それがこれです。↓
これは本場奄美大島産です。
証紙は地球マークです。
柄が細かいです。大島紬は「マルキ」という単位があります。
縦糸に対しての横糸の本数の単位です。数字が大きいほど横糸をたくさん使ってるので細かい柄も表現できるのです。
ま、それだけで価格が高くなると言う事ではないのですが。5、7、9、12マルキとあります。でも5マルキは採算がとれないので今は生産してないそうです。
同じマルキでも細かい柄や多彩な色使いで全然違って見えます。
地空き(じあき)といって無地の空間が多くて柄が飛び飛びに入ってる一見なんの変哲もないシンプルな柄でも、次に出てくる模様を合わせるのに高度な技術がいって熟練した織り人でないと出来ないそうです。
ちなみに下の写真のは右が12マルキ、左は9マルキです。もちろん新品の反物なので高すぎて買えません。目の保養~

これは2つとも鹿児島本土の大島紬で日の丸の旗マークの証紙です。
大島は泥染めが基本ですが、草木染めもあるので、それが分るように泥染めの証紙もあります。
そうしてこういうマークが付いてると大抵は経済産業省の伝統マークも付いてます。
でも最近は伝統マークは申請するだけでお金がかかるので、あえてつけない工房もあるそうです。(呉服屋さんが言ってました)
というわけで、何も買わずに(買えずに)店を出て、もう一度「五箇谷」へ。
あい変わらす混んでました。
最初に着たヨコソの大島。証紙もマルキも何もないけどた~がいいと言ったので、も一度合わせてみることにしたのです。
そしたら、前とは別の大島も出してきて合わせてくれました。
素敵ー!こっちは7マルキ う~んほしい。 でも袖が短いので若干のお直しが必要。
あ~!結局今日も決められず。。。
ただいま、ヤフオクでも狙ってるのがあるのです。
1000円スタートが今朝見たら2万超えてた・・・

そして自由自由の大島紬の旅は続くのです。。。。。
着物に興味のない人には退屈な内容だったかもしれません。スミマセン。
PR